鳥取県・東郷湖の温泉湧き出る湖底で育つ
幻と言われた日本一の大粒の輝き
肉厚の身と溢れる旨みの『鬼蜆』
Taste
〝鬼〟と謳う
味わいと食べ応え
シジミの概念を覆す
大粒肉厚な食べ応え
〝鬼〟と謳うには理由がある。存在感のある丸みを帯びたフォルムの黒く輝く貝殻は、シジミとは思えぬほどの特大の粒。開けた口から覗かせるふっくら肉厚の乳白色の身は、食する前から期待を高め、食欲をそそる。その食べ応えはシジミの概念を覆す、別格の逸品。まさに『鬼蜆』たる所以である。
大きさ以上の感動
溢れ出す濃厚な旨み
鬼蜆は、温泉湧き出る豊潤な湖底に潜み、じわじわと栄養を蓄えながら大きく育っていく。その肉厚の身に蓄える旨みは、湯に落とした時、一気に溢れ出し白濁するほど濃厚で、極上の味を醸し出す。深遠な味わいは筆舌に尽くし難く、これもまた〝鬼〟と謳う所以。兎にも角にも、ぜひ一度ご賞味いただきたい。
Preciousness
別格の逸品
鳥取県 東郷湖産『鬼蜆』
海と山の滋養が入り交じり
湖底から温泉湧き出る汽水湖の
豊潤な環境が育む特別なシジミ
鬼蜆が住処とする東郷湖は、日本海からの海水と山懐から流れ出る川の淡水が入り交じり、海と山の滋養が混在する汽水湖。海面との標高差がほとんどないため海の影響を受けやすく、塩分濃度が高く海洋のミネラル成分を多く含む。
また、湖底から高温の温泉が湧出しているため、シジミの餌となるプランクトンが豊富に育つ栄養に富んだ環境である。鬼蜆の大きさはもちろん、極上の旨みや肉厚な食感は、この類い希なる豊潤な環境に育まれてこそなのである。
厚み15mm以上
厳しい基準で選りすぐる
『鬼蜆』クオリティ
鬼蜆は全て、厚み15mm以上もあるふっくら丸みを帯びたフォルムの特大サイズのヤマトシジミ。中には通常のシジミの2〜3倍近くの大きさがあるものも存在する。早朝の東郷湖で水揚げされた新鮮なシジミを一粒一粒丁寧に生育状態を見極め、大きさや状態などクオリティを認められたものが初めて『鬼蜆』の名を冠する。
鬼蜆は、収穫量が限られ、一般流通はほとんど行われていない。シジミの概念を覆す別格の味わいと高く評価され、希少な高級食材として一流料亭や有名レストランなどと取引されている。
Birthplace
鬼蜆が命を紡ぐ
鳥取県湯梨浜町『東郷湖』
大切に守り受け継ぐ
類い希なる豊かな自然
鳥取県のほぼ中央、日本海に面する湯梨浜町に位置する『東郷湖』は、三朝東郷湖県立自然公園内にあり、西岸に〝はわい温泉〟、南岸に〝東郷温泉〟の2つの温泉地を有する。鳥獣保護区に指定され、冬には多くの渡り鳥が飛来し、豊かな水辺周辺にはたくさんの生物が生息している。
東郷湖では、古くから極上のシジミが育つ恵まれた漁場としてシジミ漁が行われてきた。早朝の湖に船を浮かべて、鋤簾(じょれん)と呼ばれる専用の漁具で湖底をすくう昔ながらの漁法は、東郷湖の風物詩となっている。
しかし、ただ漫然と自然の恵みを享受して今があるわけではない。この類い希なる豊かな自然環境を守り、かけがえのない地域の良さを後生へ受け継いでいくために、地域一丸となって様々な取り組みが行われている。
History
鬼蜆ブランド誕生の軌跡
地域の暮らしに密着してきた東郷湖は、昭和40〜50年代頃、周辺の生活環境の急速な変化に伴い水質が悪化。アオコや赤潮の発生などが漁業に深刻な影響を与え、東郷湖に棲む生物も減少した。
そのため県や町をはじめ、地域住民や団体などが参画・協働し、水質浄化や環境美化活動に着手。東郷湖及び流入河川の定期的な水質調査や、生態系を利用した自然浄化機能の促進など、長期ビジョンを掲げた水環境保全が行われている。
一方で、東郷湖のシジミは市場で高値で取引されることから乱獲や密漁が相次ぎ、漁獲量が最盛期の20分の1にまで落ち込んだことも。県と東郷湖漁業協同組合は、ヤマトシジミの持続可能な最適漁獲量を算出。シジミ漁における漁獲量や大きさ、漁場などを制限。
また、ヤマトシジミの増殖と多様な生態系を育むため、東郷湖の自然環境を活かしながら適切な塩分・溶存酸素を管理できるよう水門操作を高度化。漁業資源の保全と拡大を図っている。
東郷湖産『鬼蜆』の最低サイズは厚さ15mm。大きさのインパクトもさることながら、その旨みも日本一と誇れる格別なもの。
奇跡と言っても過言でないほど恵まれた自然環境で、地域に守られ育つ東郷湖産ヤマトシジミの認知度を高めるため、2012年に『鬼蜆』ブランドを立ち上げて以来、確かな評価を得て人気を高めてきた。
今後も東郷湖産『鬼蜆』を全国ブランドとしてさらに広めていくことで、地域の活性化に繋げていくことを目指している。
Voice
鬼蜆を知り尽くす
料理人
笑酒 繁じょう
料理人
松本 力氏
幅広いメニューに活かす
東郷湖畔に暮らし、早朝に湖へシジミ漁の船を出し、夜は自ら営む居酒屋で料理の腕を振るう松本力氏。鬼蜆を知り尽くしているからこそ、遊び心も加えながら、和洋中ジャンルにこだわらず、幅広いメニューに贅沢に鬼蜆を取り入れている。
旨みはもちろん、貝特有の身肉感をしっかり活かせるのも鬼蜆の良さという。
心身に染み入る鬼蜆の旨み
食べて飲んだ最後の〆にはいつも、鬼蜆のお味噌汁を饗している。疲れた胃腸を労り、心身ともに癒されて家路について欲しいという想いを込めているという。
鬼蜆の味噌汁は、味噌との相乗効果で旨みが格別、と。お客様が最後に感じる余韻も、きっとひとしおであろうと思う。
Shop
鬼蜆を
味わえる
場所
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